'Hyakunin Issho'
Newsletter for fans of David Bull's printmaking activities

慎重な計画と準備を重ねた結果、ネット上におけるキックスターター企画の結果は大成功でした。公開後73分で目標額に達してしまいましたし、終了時点では、目標額の30倍を越えてしまったのです。

企画内容は、「現代のポップカルチャーを反映した絵を浮世絵風に画き、伝統木版画として製作する」というもので、どうやら批准されたようです。キャンペーンの支持者たちに資金を調達してもらい、ジェッドと私は計7枚の「浮世絵ヒーローズ」版画を製作する予定を立てました。前回のニュースレターで、最初の作品となった「Rickshaw Cart人力車」の絵をご紹介しましたが、今回は2作目の「Fox Moon月と狐」の試作をご紹介します。この作品は目下、彫りの作業が終わって摺りに入っている段階です。キックスターターのキャンペーンに参加し損ねて、入手できなかった方たちは、[http://ukiyoeheroes.com](日本語の説明もあります)にアクセスして個々の作品を購入することができます。

この企画が私たちをどの方向に導いていくのか、私たちには見えませんが、ジェッドはすでにたくさんの絵を画いていて、フェイスブックを見ている人達からとても好評を得ています。「浮世絵ヒーローズ」の企画は当分私たちと共にあると思うのですが……。さあ、どうなるでしょうか!

チビ・ヒーローズ

近年、多くの日本語がそのまま英語として使われるようになっていますが、その中に「チビ」という単語があります。小さくていたずらっ気があり、しかも愛らしい。そんなイメージのある言葉ですが、一体木版画とどんな関係があるというのでしょう。では、ご説明します。

新シリーズの「チビ・ヒーローズ」は、前回のニュースレターでご紹介した浮世絵ヒーローズに端を発しています。発想も類似していて、好きなビデオゲームのヒーローを浮世絵スタイルで画いたものですが、もっとおどけた印象があり、大きさもコンパクトになっています。

ジェッドはたくさんのスケッチを送ってきていて、私は毎月その中から、ここ木版館工房で版画にするための作品を2枚選んでいます。彫りの作業は私がしていますが、摺りは摺師として働く女性たちが担当しています。「チビ」に使われる材料は、ここで製作する他の作品と同じで、高品質の山桜の版木と岩野市兵衛氏の漉く越前奉書です。

私が子供達を育てていた頃、我が家にはテレビがありませんでしたから、ここで題材にされているほとんどのキャラクターが登場するビデオゲームはしたことがありません。でもだからといって、「チビ」たちを製作する喜びが阻害されるようなことはありません。スッキリしていて、とても色鮮やかな作品ですから、身近に置いて楽しめるのです!

下にある写真は、チビ作品を保存したり鑑賞したりするひとつの方法をご紹介したもので、切手用のストックブックを利用しています。切手販売店やインターネットなどで手軽に入手できる、ピッタリの品だと思います。

「チビ」の特徴を生かした企画にしようと努力した結果、この素敵な小品はできるだけ手頃な価格に抑えられ、収集し易い形になりました。毎月お送りする1組の作品はたったの2,000円、送料は160円です。

チビ・ヒーローズの企画についての詳細は、こちらのホームページでご覧下さい。

チビ・ヒーローズのホームページ

みなさんにこの愛らしい作品をお送りする日を、一同楽しみにしております!

いつもの事ですが、11月はせせらぎスタジオが最高に忙しい月です。クリスマス商品として、小振りのプレゼント用版画に人気があるためですが、今年は摺りを肩代わりしてくれる人たちがいるので、少し助かりました。御陰で、ちょっとばかり「逃げ出す」機会を得ることができたのです。家族に会うためにバンクーバーへ行き、その後、週末にはロスアンジェルスへ下ってジェッドに合流し、彼が自