June 6, 2006
次にある写真は、私のウェブカメラで捉えた中のものです。作業台を見下ろす位置にビデオカメラを取り付け、インターネットを通じて、私の作業をライブで公開しています。順に説明して行きましょう。
作業台の上に、彫る準備のできた版木があります。作業台全部を覆うほどの大きさです。
これから彫る線の上には、透過性を良くするために椿油をこすり付けます。
版木刀で、境界を彫ってゆきます。
次に、不必要な部分を取り除くのに、サラエのみと木槌を使います。
それから、間透を使って、境界に残った狭い部分を取り除きます。
ここまで終わった状態を見ると、これが背景を摺る版のひとつに違いないということが、お分りになるでしょう。たくさん使う版の中で、一番単純なものです。