デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

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「美の謎」シリーズ

今回はたくさんの方をご紹介するのですが、身勝手をお許しいただいて、まずは私自身の企画についてご報告させていただきます。

現在制作している「美の謎」シリーズはとても順調で、収集家やサイトを訪れる方たちから好評を得ています。いくつかの観点から見て「的を射た」企画だったからでしょう。面白味があり、しかも変化に富んでいること、ひと月に1作というリズム、手頃な価格(それどころか、まったくのお買い得です!)、私が考案した収納箱を兼ねる飾り台。

また収集家の方たちは、どのような作品が送られてくるのかまるで分かりません。この「サプライズ」効果が、ちょっとした魅力になっているのは興味深い点です。作品を見なければ購入しないのが普通ですから、私の作品を集める人たちからは信用されているようです。それに見合うだけ長期の記録を作っているのだと思います!

この記事を書いている現在、15作目(右にある写真が、彫をしている最中の版木です)を制作していますので、あと残すは3作のみです。全18作が完成するのは、年末になるでしょう。

次の企画については、まだまったく考えていません。先行き不透明な経済状況が続く実情を考慮すると、作品は「手の届きやすい価格」にする必要があるので、現在の企画の流れを引き継ぐ傾向となるでしょうが、より充実した版画を創り出していきたいという気持は強くあります。

か良い案、あるいは、こうした私の考えについての助言などありましたら、是非お聞かせください。みなさんの応援に感謝しています!

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