デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

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暑い!!

今年の夏は暑い!暑い、暑い、暑い!

元来、暑さ寒さに弱い根性なしの私だが、これほど冷房に頼る年は初めてである。今年は事情があって、乳児の孫が家に来ることが多いせいもあるが、5時半に起床して家中の窓を開け放って新鮮な空気を入れたら、丸一日冷房を稼働する日が続いている。

そんな折りも折り、「エコチャレンジ」とやらの企画で市役所から担当者が家を訪ねて来た。一軒一軒にパンフレットを配り、夏の3ヶ月間の電気・水道・ガスの消費量を記録し、節約の成果を記録せよとのこと。3ヶ月後に回収にくるが、回収の折には領収書との照合までするという。いやはや、このようなことに人件費をお使いになるとは、まことに結構な「エコ」と皮肉のひとつも言いたくなる。自慢じゃないが、冷暖房を除けば、ゴミのリサイクルを筆頭に他所様にひけをとらないエコ暮らしをしているつもりだからだ。弱いところだけを調べて、「お主は努力が足らん」などと言われてはたまらない!

ところで、今年に入り熱中症で死亡した人は、日本国内で現在300人を越えている。救急車で搬送された人の数はこの何倍にもなり、その多くは冷房を使わない高齢者だという。「独居老人、熱中症で倒れているのを発見される。死後**日を経過して……」なんて、クワバラクワバラ!

そんな私でも、無理をして外出をしなくてはならないことがある。炎天下を歩いた後に電車に乗ると、冷房が利き過ぎた車内で持参のセーターを羽織り、再びムワッとするホームに降りて、炎天下を歩いて帰宅。水分を欠かさないように注意していても、頭痛と軽い目眩に襲われたりする。

一体どうなっているのだろう。車内にいる間は、「エコ努力せよ!冷房の利き過ぎだ!」と憤懣やるかたない。「車内扇風機はもう使わないのだろうか?併用すれば設定温度をグンと下げられるのに。」「個人の家庭よりも公共の施設でもっと努力をしたらどうなのよ〜!」と、エコパンフレットを渡されたばかりに電車にヤツ当たりする。

ところで、はい、おひげさんは黙々と自分のペースを守っている。暑さで朦朧となろうが、寒さで鼻の頭がしもやけになろうが、彼の1年は淡々と経過してゆく。勝手気ままに生きる私には雲の上の聖人様のよう。真夏と真冬が来る度に遠い遠い人になる。

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