デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

ここに、バックナンバーがすべて集めてありますので、号数あるいはテーマ別分類から、選んでお読みください。

41号から最新号まで

1号から40号まで



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少数販売も継続する…

私の事業は、いわゆる「ロングテール」運営をしていることになります。毎月たくさんの新作品を発送するだけでなく、過去の作品を集める方たちにもそれを選び出してお送りしているからです。これは喜ばしいことですが、この「ロングテール」システムには大きな問題があります。それは、在庫を抱え続けることです。

青梅の家に住むようになってもう10年近くなりますが、広々として収納もたっぷりあったはずの室内が、少しずつ変化してきています。では、中をご案内しましょう。

玄関は桐箱に入った掛軸を保存するのに最適です。いつも新鮮な空気が入ってきますから!

 居間は、生活するための物でいっぱいです。版画、本、パソコン、あそこにも版画、本……

を混ぜたり、ドーサ引きをしたり……。ここにも本が陣取っ


二階の寝室は、両方共に家の中で一番乾燥している部屋なので、版画ケース・和紙・包装材・完成した作品を保存しています。


一方地下の部屋は、段ボール箱・展示会用器材・包装材。加えて、私の宝物とも言える何百枚もの彫り終わった版木があります。
そして、この家のどこかに、(一体どこでしょうか)版画家が暮らしているのです。


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