「ひとつの場所で24時間、静かに過ごしてみたいんだ」テントと寝袋を簡単な食料の入ったリュックの上に重ねれば準備完了。
ハイキングとも違う、近頃はやりのアウトドアーライフとも違う。 自分の存在が周囲に棲息する生き物の邪魔をしないよう、そおっと自然の中に身を置いて環境と一体化するだけ。
24時間後にテントを畳んで数時間もすれば、倒れた草も起き上がって、彼がそこにいた形跡も消えてなくなる。
青梅の住まいから歩いて見つけた、デービッドだけの秘密の場所があるらしい。多忙な日々を送る作者が、丸一日だけ、ポッと日常から消えて自然の中に隠れてみるらしい。そこで一体何を見るのだろう、どんな楽しいことが起こるのだろう。日没を見届けた後の暗闇の中で聞こえる音、雪に覆われた斜面に朝日が差し込む幻想的な場面。
そんな体験を随筆に綴ってお送りします。彼の目に映る自然は、お得意の木版画で表現され、写真では表現しきれない自然の美しさを、繊細な和紙に移しとります。その景色をゆったりと手に取って味わいながら、綴られた随筆を読むひととき。みなさんも、いつの間にか彼と一緒に自然の一部に溶け込むような気持ちになることでしょう。
デービッドが初めて挑戦する、オリジナル版画と随筆は、こうした自然がテーマです。
癒し効果は抜群!どうか参加してみてください!
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企画の詳細:版画を含む冊子は、和綴じ本の形でお送りします(日本語版と英語版のいずれかを選択)。開始は6月中頃、以後2ヶ月おきに配布して、2009年の春に全12冊が完了の予定。
各版画(随筆込み):8,000円(送料、消費税別)
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