デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

ここに、バックナンバーがすべて集めてありますので、号数あるいはテーマ別分類から、選んでお読みください。

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2006年の決算報告

私の活動を支えてくださっている方たちへの会計報告で、活動の背後でのやり繰りを、数値で掌握することができます。

昨年の報告では、「懐月堂安度の掛軸制作に長期で取組むことにしました。以前行った版画玉手箱のような人気は、とても得られないと重々承知の上です。私の収入はとても落ちることでしょうが...」実際その通りになりました。

ところが、一年もの間、工房から出て行く版画の流れがないわけですから、他の出費も非常に低かったのです。結果的には、例年とあまり変化がなかったようです。

木版館

昨年開業した、「木版館」という名の版画出版事業ですが、お察しの通り、まだ収入源として当てに出来る段階ではありません。実際のところ、摺代に費やした金額の方が販売額を上回っています。でもこれは、将来への投資と考えているので、表のこの部分が黒字に転じるのも遠からず、と期待しています!

本の印税

昨年新しく加わったのは、印税です。雑誌や本の挿絵として採用されたことは、過去にもありましたが、いつもちょっとした額でした。でも昨年の場合は、運良く塗り絵を出版している会社が私の「百人一首」を使ってくれた御陰で、溺れずに切り抜けることができました。

ニュースレター

昨年は、印刷方法を変えたので、ちょっとばかり節約することができました。何年もの間、印刷会社に頼んでオフセット印刷をしていたのですが、デジタル方式に変更したのです。パソコンで作った原稿をCDに焼いて、それを都心の「デジタルコンビニ」のようなところへ持って行き、そこの機械を借りて必要な部数だけを自分で印刷しました。

要約

帳簿を付けて、最終数値を見たときには、ちょっと驚きました。正直、手元に残った額はもっと少ないと思っていたのです。ほんとうに、これほど残額があったのでしょうか?じゃあ、何に使ってしまったのでしょうか?

孫に会うために支払った飛行機代が高かったのは事実ですが、その残りは...、きっとその他は全部食べちゃったのでしょうね!

この表からは見えないのですが、私の両親から娘達に多大な援助を受けていて、そのほとんどは、富実の学費です。喜んで払ってくれているのか、はたまた憤慨しているのか。55歳にもなった息子がまだ援助を必要としているんですから!

予定

次回、この表はどのようになるのでしょうか?残念ながら、まるで予想がつきません。今年も—また!—「ベストセラー」とは縁遠い、やっかいな企画を立ててしまたのですから!それでも、そこそこの人数が集めてくだされば、かろうじで収支がプラスとなる線を維持できることでしょう!

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