デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

ここに、バックナンバーがすべて集めてありますので、号数あるいはテーマ別分類から、選んでお読みください。

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ファミリーニュース

前号で触れましたが、長女の日実が昨年の11月にルーマニア人の青年と結婚しました。その後ふたりは、時を無駄にすることなく家族を増やすことにし、8月の終わりには私の初孫を見せてくれることになりました。出産に間に合うように訪問の予定を組んだのですが、アレクサンドル君は数週間早く生まれることにしたらしく、私は家族の一大事に間に合いませんでした。でも、それも良かったのかも知れません。一段落していた御陰で、 落ち着いてチビちゃんと過ごす時間がたっぷりあったからです。

この写真は、誇らしげなイオアンお父さんです。彼は、数時間程、自分の役割を私に任せてくれました!日実が私に、だっこ紐を使うように言った時には、とても懐かしい気持ちになりました。彼女が産まれて最初の数週間、これを使って抱いていたからです!その日の午前中は、同じ紐で赤ん坊を抱いて庭を散歩しました。ほんのちょっとだけ頭が上に出るような具合でした。この紐で日実を抱いていたのは、ほんの23年前のことだったなんて、とても信じられなくて...

イオアンは、カナダへの移民が許可されるとすぐに初めての職を得、その会社で昇格してゆく術まで考えています。これは、カナダ移民の昔ながらの姿でもあります。日実もイオアンも、自分たち家族の生活を豊かにするために働く意欲は満々。ふたりが、夢の実現に向けてどんな冒険をしてゆくのか、これからがとても楽しみです。

このスナップ写真を見ればお分かりと思いますが、アレックスに寂しくなる暇などありません。母は、自分が曾祖母になることをあまり歓迎していない風ですが、赤ん坊と過ごす喜びで、そんな気持ちも和らぐことでしょう。(赤ん坊をくすぐっているのは、彼の大叔母さんにあたるシェリーです)

今回は当然のことながら、赤ん坊のニュースが中心となりますが、ヴァンクーバーでの最初の一週間は、次女の富実と過ごす時間もたっぷり取れました。大学の新学期が始まるまで、かなり時間に自由があったからです。家族と離れて、ひとり東京で暮らす事を後悔しているわけではありません。でも、共に過ごすことを楽しめる、もうひとりの娘と、こんな風に陽の当たるカフェーのテラスで過ごす時間がもっと頻繁にとれたら、と願わずにはいられません!

このスナップ写真は、「主賓」のクローズアップ写真です。はっきりと彼の写真を撮ることができるのは、お風呂に入っている時くらいです。その他は、眠っているかミルクで口の中が一杯か、のいずれかですから!

アルバムの最後に、ひいおじいちゃんを覗いてみましょう。プロの音楽家だった父が、ずうっと続けてきた演奏活動から引退したら?新たな楽器への挑戦 ... 当然ですよ!

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