デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

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スタジオ便り

地下に作っている仕事場の工事については、最後に進行状況をお知らせしてから随分と時が過ぎてしまいました。でも、ここ数ヶ月の間にはちょっとばかり進展しましたので、はかどり具合の分かる写真を御紹介します。

この部屋のコンクリート床は平らでなかったので、床板を水平に置けるよう慎重に作業をしました。貞子と私は、ホースを使う「水盛やり方」で全体が水平になるよう計測しました。

根太がきちんとしたら、その間に厚い延べ綿のようなグラスウールの断熱材を置きます。

こうして床下に断熱材を入れておくと、できあがってから部屋の保温状態に大きな違いが出てきます。

コンクリートの梁の部分にも、囲いを作って断熱材を入れています。

北面の壁には、とても密度の高い15センチ厚さの断熱材を用いました。外側には防風シート、内側には防湿シート、そして3層のガラス窓ですから、すきま風が入る余地などまるでない完璧な壁になるはずです!

これで床の下地は完了、この出窓風の所に、摺の仕事をする場所を作る準備ができました。

「最終的には、ここが摺の作業場となる計画です。」 でも冬が近付いています。

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