デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

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スタジオ便り

この家の以前の持ち主は、川に面した地下の閉鎖空間が部屋として使えるよう、業者に頼んで床を張り照明を取り付けてありました。でも残念なことに、断熱に関しての配慮はまるでなされていなかったため、冬になると凍てつくような寒さになり、とてもいたたまれないほどです。ですから最初の一歩は、取り付けてある物をすべて取り払って、いちからのやり直しです。

この「スタジオ便り」が進むにつれ、きっと「断熱」という言葉が何度も繰り返し出てくることでしょう。この国に来て足掛け20年になりますが、今でも当惑することに、日本の人達は、きちん断熱処理をすればどんなに住空間の住み心地が良くなるかということに、どうして「思いが至らない」のでしょうか。

はっきりとした四季と共に暮らすのは、私だって好きです。でも、1年の3分の1もの間、縮こまって震えながら部屋の中で過ごさなくてはならないなんて、たまりません!ですから、この部屋の改装プランは、床や壁や天井といったどの場所にも、高性能の断熱材を広範囲に、それもたっぷりと使うということになります。

でも、じっくりと手順を考えると、 ....  断熱材を張るためには、その前に枠組みを壁に作らなくてはならず、...枠組みを作るには、その前にそこの部分の基礎を作らなければならず、.... やり繰りをして、なんとかひねり出した時間で行った工事の写真が、これです....


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