版画玉手箱について

Dave at work in the Seseragi Studio

2005年に開始した、版画家デービッドの「版画玉手箱」シリーズ、「美の謎」と題して継続した第2集(2010〜2012)も大人気を得ました。皆様のご要望にお答えし、第3シリーズを「日本の美術」と題して継続いたします。

「前シリーズ『美の謎』では、伝統木版画をご紹介しながら、それ自体の歴史を探求してきました。今回は、日本の美術全般という、より広い領域を版画を通じて見てゆきたいと思います。長期にわった育まれ継承されてきた、これほど豊かで創造性のある文化が、この地球上にどれほどあるでしょうか!この島国に住む人々は、描写し…、彫刻し…、画き…、切削加工をし…、鋳造し…、糸を紡ぎ…、と計り知れない数の技術を用いて千年を優に越える年月の間、優れた美術品を創造し続けました。何世紀にもわたって築かれた遺産は、膨大なものですから、何から手を付けてよいのやら! でも、始めますよ! 全18枚の作品毎に1つのテーマを決め、皆様に興味を持っていただける版画と共にご紹介していきます。陶器・彫刻・盆栽・建築・生け花・日本画といった美術界における大御所的な分野はもちろんですが、控えめで清楚な美も取り上げていきたいと思っています。」

版画はすべて小判サイズ(13.5 x 20 cm)で、月に1作ずつ制作し18ヶ月続きます。(開始は2012年4月。) 今までのシリーズ同様、作品の内容について事前に公表することはありません。届いて包みを開いて初めてのご対面という訳です。そして、次の作品を手にするまでのひと月を、お部屋決まった場所に飾られて皆様の目を楽しませてくれます。それでは心配とお思いの方は、以前制作した「摺物アルバム」「版画玉手箱:美の謎」をご覧になってください。どのような作品が送られてくるのか、おおよその見当が付く事でしょう。(デービッドの趣味の良さもお分かりになるでしょう!)

保存と展示

ご予約になると、初回には、木箱と1作目が届きます。今回の収納を兼ねたディスプレイ台は、デービッドが自分の工房で作ります。

作品は、中性紙で出来た台紙に固定され、説明が印刷された厚紙に挟まれています。収納箱の引き出しにピッタリ収まるサイズです。

飾りスタンドには、版画を保護するため、上に重ねるアクリル板が付いています。飾る必要の無い時には、板も引き出し内部にすっきり収まります。毎月新作が届く度に、アクリル板を外して作品を取り替え、前の作品は再び説明文に挟んで引き出しに収納します。

スタジオ印と限定番号について

彫も摺も、すべて私がしています。(今までのシリーズはすべてそうです。)1枚1枚にサインをし、バレンを形どった「スタジオマーク」を浮き出し模様にします。「限定枚数」は設定しない主義なので、限定番号はありません。

価格とお支払い

価格は1枚3,500円、高い品質を考えると破格値です。展示を兼ねる収納箱は3,500円、これもかなり押さえた価格です。毎回のお支払いは、日本国内の場合、3,500円+175円(消費税)+240円(送料)= 3,915円です。

尚、初回のみ、箱代が加わるため、: 3,500円+3,500(箱)+350円(消費税)+600円(送料)= 7,950円です。

贈り物として

親しい方への贈り物として、ご好評を頂いております。ご指定のご住所へ作品をお送りし、請求書のみをご注文なさった方の方へお送りいたします。

これで、「日本の美術」の概略を御理解いただけたことでしょう。楽しみながら、木版画のちょっとした「通」になってしまう、という企画。しかも、かなりのお値打ち価格です。収集をお決めになりましたら、ぜひ、「版画玉手箱 日本の美術」のご予約ページに行き、必要事項をご記入ください!