デービッド・ブルが発行している季刊誌「百人一緒」に掲載された記事です。

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「私だけの遊び場」

版画と仕事に関する話はもうおしまい。くつろぎの時間です!

ここ青梅の家に住むようになって、もう10年以上になります。この辺りの自然の「巡り」については、もう十分知るようになりました。この家を買うことを考えていたとき、最も心引かれた要素のひとつは、敷地のすぐ下を流れる小川でした。購入したのは冬でしたから、川の水位はとても低く、ほんのひたひた位の量でしたが、春になって雨が降るようになると、様々な生き物が活発に活動していることが分かったのです。

夏が来ると、それに合わせて昼休みの過ごし方も変化します。昼食と飲み物を小さなバックに入れて、工房の下まで階段を降りて、ほんの数メートル離れた小さな堰まで水をかき分けて歩いていきます。そこは完全に緑に覆われていて、まったく僕1人きりの場所になっているので、1時間かそこらの間ゆったりとくつろぎます。

昼食をむしゃむしゃ食べながら魚にパン屑を投げてやり、僕もちょっとの間魚たちの仲間に入れてもらいます。天気が良くて暑い時だけですがね。(残念ながら、大きい魚は写真が撮れるくらいの距離には近づいてこないのです!)

今でも、まだ信じられないほどです......。ここは東京都内ですよ!

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